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面接解禁、対面が増加=内定7割との調査も

リクルート 面接 イメージ
今年は新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられ、1次面接から対面で行う企業が増加している。(i-stock/Cecilie_Arcurs)

 2024年春卒業予定の大学生らの就職活動を巡り、政府が面接などの採用選考活動の解禁日と定めた1日を迎えた。今年は新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられ、1次面接から対面で行う企業が増加している。ただ、経済活動の再開による人手不足の深刻化により人材獲得競争が激化。すでに内定や内々定を得た学生は、7割超に上るとの調査もある。

 東京電力グループは同日から昨年同様、対面とオンラインの併用で面接を実施するが、「今年は対面が主体」(広報)という。第一生命保険も併用で、面接会場に飛沫(ひまつ)防止のパーティションは設置しない。昨年は長距離移動が必要となる学生にオンラインを推奨するケースもあったが、今年は取りやめた。

 一方、伊藤忠商事は1次面接はオンラインだが、最終面接は対面で行う予定。4年ぶりに客室乗務員の採用を再開する全日本空輸も同様だ。

 リクルートの就職みらい研究所の調査によると、5月15日時点で内定などを得た学生は72.1%。前年の同じ時期に比べ6.7ポイント高い。