【北京時事】中国商務省が18日発表した2022年の世界の対中直接投資は、前年比6.3%増の1兆2327億元(約24兆円)だった。過去最高を更新したものの、伸びは21年の2桁増から鈍化。ドル建てでは約8%増の1891億ドルだった。
中国経済は22年、新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の影響で低迷。経済成長率は政府目標を大幅に下回る3.0%にとどまった。
劉鶴副首相は17日に世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で講演し、中国政府は23年に景気回復を急ぐと強調。「外資の投資を歓迎する」と述べ、対中投資の拡大を目指す考えを示した。