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【JR東日本】食品リサイクル事業参入、食品廃棄物でバイオ発電

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、食品リサイクル事業に参入する。JFEエンジニアリングと合弁でバイオガス発電所を建設、グループの駅ビルや弁当工場などから排出される食品廃棄物を回収して発電を行う。

 

 発電した電力は電力事業者に売るほか、廃熱の一部を発電所施設内で利用する。

 

 JR東日本グループが34%、JFEエンジニアリングとJFE環境が66%を出資して新会社、Jバイオフードリサイクル(横浜市)を設立した。新会社は、横浜市鶴見区に食品リサイクル施設を建設、食品廃棄物をメタン発酵処理する過程で発生するバイオガスを利用して発電を行う。一般家庭約3000世帯の年間使用電力量に相当する約1100万キロワットの発電量を見込む。

 

 JR東日本グループの駅ビルや弁当工場などから出る食品廃棄物は、脂分や塩分、包装資材などの混入が多く、飼料化や肥料化による再生利用は限られていた。このため、再生可能エネルギーに変える事業を始めることにした。