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【セブン&アイ】セブンイレブンなど子会社から特別配当960億円

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2月24日、子会社6社から特別配当金として約960億円を受け取った。利益剰余金を確保して、来年度の株主配当に備えるため。

 同社では、子会社のそごう・西武の株式の価値が下落していると判断して、2017年2月期第2四半期決算で個別財務諸表に約863億円の株式評価損を計上、利益剰余金が減少していた。

 セブン&アイHDに特別配当金を支払ったのは、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨークマート、そごう・西武、セブン&アイ・フードシステムズ。

 特別配当金の受け取りにより、セブン&アイHDの17年2月期単体決算は、営業収益が前期比98.0%増の2178億円、営業利益が約2.1倍の1939億円、純利益は7.3%減の675億円となる見通し。連結決算に影響はない。