楽天が発表した2016年１?９月期の連結業績（国際会計基準）は、営業利益が前年同期比9.3％減の752億円だった。
「楽天市場」の利用客を増やすためポイントを４?７倍付与する「スーパーポイントアッププログラム」を実施、利用者数や注文件数は増えたが、ポイント販促費が利益を押し下げた。「楽天市場」や「楽天トラベル」などインターネットサービス事業の営業利益は22.5％減の403億円だった。国内EC（電子商取引）の流通総額（取扱高）は７?９月期で7554億円と前年同期に比べて10.0％増えた。
クレジットカードやインターネット証券など金融事業の１?９月期の営業利益は491億円で2.6％増えたが、インターネットサービス事業の減益を補えなかった。