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【訪日外国人】 7?9月の消費額は2.9%減、19四半期ぶり減少

 観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、7?9月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比2.9%減の9717億円だった。減少は2011年10?12月期以来、19四半期ぶり。

 

 1人当たりの旅行支出が15万5133円で17.1%と大きく減少したのが要因。為替レートの円高進行が影響した。とくに旅行消費額全体の45.3%を占める中国の1人当たり旅行支出が18.9%減少したことが響いた。現地通貨ベースでみると、消費額の大きい中国、台湾、韓国、香港、米国のうち、香港以外は前年同期より増加した。

 

 1人当たり旅行支出を費目別に見ると、全体の3分の1強を占める買い物代が5万3544円と29.1%の大幅減。そのほか、宿泊代は8.5%減の4万4566円、飲食代は5.2%減の3万2678円だった。

 

 一方、日本政府観光局が発表した9月の訪日外国人客数は前年同月比19.0%増の191万8200人で9月としては過去最高だった。