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【ファストリ】20年に3兆円の売り上げ目標、2兆円引き下げる

 ファーストリテイリングは2020年に5兆円としてきた売上高目標を3兆円に引き下げた。2兆円の大幅下方修正だが、17年8月期の売上収益(売上高に相当)は前期比3.6%増の1兆8500億円を見込んでおり、そこから3年で約1.6倍の売り上げ拡大を目指す目標は、かなり高いハードルだ。

 成長戦略の3本柱は、海外ユニクロ事業、Eコマース、ジーユーだ。海外ユニクロ事業では中国・香港・台湾のグレーターチャイナ地域と東南アジア・オセアニアで積極的な出店を続ける。Eコマースは店舗との連動などで利便性を高めることなどにより、中期的には売上高構成比30%を目指す。

 ジーユーは国内で年間40?50店舗の出店を継続、Eコマースや海外出店も拡大し、今後10年で売上高1兆円の達成を目標にする。ジーユーの16年8月期の売上高は1878億円だった。