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【消費支出】 3月は実質5.3%減、自動車や衣料品など大幅減

 総務省が発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり30万889円で物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比5.3%減となった。うるう年効果で伸びた2月を除くと6ヵ月連続の減少と個人消費がもたついている。

 

 主要項目別では、春物衣料が振るわなかった「被服及び履物」が12.2%減と8ヵ月連続の減少となったほか、自動車関連の販売減で「交通・通信」も12.1%減った。「食料」は外食が減った影響などで0.4%減と4ヵ月ぶりの減少となった。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実質収入は45万698円で、0.3%増と7ヵ月ぶりに増加した。世帯主の収入は8ヵ月連続で減ったが、パート労働などによる配偶者の収入が9.1%増えた。