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【玩具市場】 15年度は3.7%減、8年連続マイナスの見込み

 2015年度の国内玩具市場は前年度比3.7%減の6248億円と8年連続で前年割れとなりそうだ。

 

 電子玩具、模型・ホビー、キャラクター・玩具、ぬいぐるみなど主要9品目について矢野経済研究所がメーカー・卸、小売業への調査を実施し、予測した。

 

 玩具市場の縮小は全体の約5割を占めるテレビゲームが、スマートフォン向けゲームの台頭で不振に陥っている影響が大きい。

 

 07年度に8882億円だった玩具市場は14年度に6481億円と7年で3割近い縮小となったが、テレビゲームを除く主要8品目は同期間に3191億円から3421億円と7%ほど市場が拡大している。

 

 15年度のテレビゲーム市場は7.2%減の2850億円と一段と縮小が進みそう。一方で、女児キャラクター・女児玩具は5.0%増、軍用機や人気キャラクターのプラモデルが人気の模型・ホビーは2.9%増、アナログゲームなどのゲーム類は2.6%増と市場拡大が見込まれる。