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【米ウォルマート】 8~10月期の営業利益は8.8%減、海外の減収響く

 米ウォルマート・ストアーズが発表した2015年8~10月期の営業利益は前年同期比8.8%減の57億1400万ドル(約6856億円、1ドル=120円換算)だった。ドル高で海外事業の減収幅が膨らんだこともあり、売上高が1.3%減の1174億8000万ドルと減収になったことに加えて、販管費が3.2%増加したことが要因。

 

 ウォルマート海外事業の売上高は11.4%減と2ケタの減収だったが、為替変動の影響を除けば3.2%の増収だった。主力のウォルマート米国事業の売上高は3.8%増で、既存店売上高は1.5%増と5四半期連続のプラスとなった。特にスーパーマーケット業態の「ネイバーフッド・マーケット(Neighborhood Market)」が8.0%増と好調だった。

 

 この結果、15年2~10月期の売上高は0.5%減の3499億3000万ドル、営業利益は9.0%減の174億6300万ドル、純利益は11.2%減の101億2000万ドルとなった。

 

 足元ではドル高が是正されていることもあり、16年1月期通期の売上高は前期比3%前後の増収になるものと同社は予想している。