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バロー、兵庫のトーホーストアに20%出資、資本・業務提携

 食品スーパー大手のバロー(岐阜県多治見市)は5月25日、兵庫県南部を地盤とする同業のトーホーストア(神戸市)の株式の20%を取得し、資本・業務提携すると発表した。

 トーホーストアは東証1部上場の業務用食品卸、トーホー(同)の100%子会社で、地域密着型の食品スーパー42店舗を展開している。2015年1月期の売上高は前期比4.1%減の243億円、営業利益は1億円(前年同期は1億円の営業赤字)。

 バローとトーホーストアは今後、商品調達や店舗運営で協働するほか、人材交流なども行う予定。バローはトーホーストアの株式の20%を親会社のトーホーから譲り受けるが、取得価格は非公表。

 中部や北陸に店舗が集中しているバローだが、近年は東西に出店エリアを拡大しており、スーパーマーケット事業では全265店舗(5月21日時点)のうち、15店舗が滋賀県と京都府にある。トーホーストアとの資本・業務提携によって、関西での競争力アップを狙う。