食品スーパーの相鉄ローゼン(横浜市)は5月27日、相模鉄道の長谷川正昭常務(57歳)が6月30日付けで社長に就任すると発表した。伊藤英男社長は退任する。また、同じ6月30日付けで提携関係にある丸紅の猪忠孝食品流通部長が社外取締役に就任する。
長谷川氏は日本大学理工学部卒業後、相模鉄道に入社、鉄道カンパニー施設部長などを経て、2009年から現職。
丸紅は2011年に相鉄ローゼンの株式の20%を取得、同社の親会社である相鉄ホールディングスを含む3社間で資本・業務提携を結んでいる。
相鉄ローゼンが発表した14年3月期決算によれば、相鉄ローゼンを中心とした流通事業の営業収益は前期比1.8%増の1071億円、スーパーマーケット事業の既存店売上高は2.3%のプラスだった。ただ、消費増税に伴う駆け込み需要の反動もあり、今期の既存店売上高は2.5%の減少を見込んでいる。