イオンは10月2日、傘下のイオンリート投資法人にグループのショッピングセンター(SC)16物件を売却すると発表した。
イオンは売却によって1420億円を調達、成長機会が見込まれるアジアでの大型SC開発の資金などに充てる。
イオンは小売業としては初めて自社物件を組み入れた不動産投資信託(REIT)の上場を目指しており、今後もREITを活用した資金調達を続ける方針。
今回売却する物件は、グループ最大の規模のレイクタウン(埼玉県越谷市)などイオンリテールが保有する9物件、イオンモール倉敷(岡山県倉敷市)などイオンモールが保有する6物件とイオンマレーシアが保有する海外の1物件が含まれる。
売却した物件は賃貸して、これまで通り営業を続ける。物件の引き渡し日は決定次第、公表するという。