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富士薬品、北海道の調剤薬局、オストジャパングループを買収

 配置薬大手の富士薬品(さいたま市)は北海道で調剤薬局を展開するオストジャパングループ(札幌市)を株式公開買付(TOB)で買収、子会社化する。

 オストジャパンは道内で調剤薬局23店舗のほか、札幌市内で2つの老人介護施設を運営。2013年6月期は売上高51億円、営業利益1億円を見込んでいる。一方の富士薬品は全国に295ヵ所の営業拠点を持つ配置薬事業に加えて、1992年にはドラッグストア事業を開始、「セイムス」などの店名で全国に383店舗を運営、調剤薬局も展開している。

 オストジャパンは富士薬品の子会社となることで、同じ北海道に地盤を持つ調剤薬局最大手のアインファーマシーズなどに対抗する。

 富士薬品は1月10日から2月26日までTOBを実施、1株当たり811円でオストジャパンの株式を買い付ける。全株を取得した場合の総額は約14億円となる。