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全国スーパー、4月は2.1%増で8カ月連続のプラス 食料品はマイナスに

千葉のスーパーマーケット
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.1%増となり、8カ月連続で増加した。写真は千葉のスーパーマーケットで2020年5月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.1%増となり、8カ月連続で増加した。緊急事態宣言で内食需要が高まっていた前年の反動もあり、食料品は1.2%減と12カ月ぶりのマイナスとなった。

 食料品のうち農産品は0.4%の微増だったが、その他は全てマイナス。好調が続いていた総菜も1.4%減とマイナスに転じた。一方、気温の上昇によって春夏物の動きがよかった衣料品は7.3%増となった。

 住関品も堅調で8.2%の増加だった。医薬・化粧品は0.2%の減少となったものの、日用雑貨品が14.8%増と健闘。家具・インテリアや家電製品も前年実績を上回った。

 他方、全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の4月の売上高(速報値)は、既存店ベースで1.3%のマイナスだった。売上全体の約3分の1を占める生鮮食品が1.9%減と苦戦した。総菜は2.7%の増加で、好調を維持した。日配、一般食品、非食品はいずれもマイナスとなった。

 地区別では、関東(2.3%減)と近畿(3.1%減)が前年を下回ったが、北海道・東北、中部、中国・四国、九州沖縄はいずれもプラスだった。