ファミリーマートは1月17日、中国人観光客向けに「銀聯カード」による決済サービスを一部店舗で開始した。銀聯カードが利用できるのは同社の国内店舗約 8700店のうち、中国人観光客の来店が見込まれる北海道、東京、京都、大阪、福岡などの約200店舗。1月22日から始まる中国の旧正月の大型連休で訪 日観光客が増えるのを見越して、サービスを始めた。
銀聯カードは中国で普及しているデビットカードで、昨年6月時点で約26億枚が発行されているという。2005年12月には三井住友カードと提携し、日 本でも銀聯カードが利用可能となった。昨年9月時点で三井住友カードとの提携による国内加盟店数は約2万6000店に増えている。
中国人観光客の来店が多い百貨店や家電量販店などを中心に銀聯の加盟店が広がっているが、コンビニエンスストアではローソンが昨年6月に福岡市内の一部店舗で導入した程度にとどまっている。