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【ローソン】上海ローソンを子会社化、15年に1500店舗目指す

 ローソンは10月21日、上海ローソンの株式の36%を9月27日に取得、出資比率を85%に引き上げ、同社を子会社化したと発表した。合弁相手である中国小売大手の百聯集団から持ち分を買い取った。取得金額は公表していない。

 上海ローソンは9月末現在で上海市内に直営店64店舗、フランチャイズ加盟店239店舗を展開しているが、過去3年の営業利益は100万円~1400万円程度と収益が伸び悩んでいる。連結子会社化することで収益の向上を図ると共に、出店スピードを速める。

 子会社化に伴いローソンの新浪剛史社長が上海ローソンの董事長(会長)に、同じく理事執行役員の松浦学氏が同社の総経理(社長)に就任した。今後は2015年に上海で1500店舗体制を目指す。

 上海ローソンは1996年、ローソンが70%、華聯集団が30%を出資して設立。その後、中国の国策によって華聯集団が百聯集団に吸収されたことなどもあり、2003年には持ち分比率をローソン49%、百聯集団51%に変更していた。