ファミリーマートは東日本大震災による今期(2012年2月期)連結決算への影響を、チェーン全店売上高で220億円のマイナス、営業利益で25億円のマイナスと見込んでいる。この結果、チェーン全店売上高は前期比4%増の1兆4910億円、営業利益は1%増の385億円となりそうだ。
今期は500店舗を新設(300店舗を閉鎖)するほか、合併したam/pmからファミリーマートへの転換が290店舗あり、期末店舗数は490店舗純増の8119店舗(エリアFCを含めると8759店舗)を見込む。海外店舗数は1324店舗増の1万674店舗と1万店の大台に乗る。
国内では360店舗を直営店から加盟店に切り替え、利益の改善を図る。既存店は3.5%の増収を予想する。一方で、震災による特別損失が40億~70億円見込まれることから、純利益は100億円(45%減)から120億円(33%減)の範囲となりそうだ。
同社が発表した11年2月期連結業績は、営業利益が14%増の382億円と2期ぶりに過去最高益を更新した。