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全国百貨店2月の既存店売上高は5.4%減、24ヵ月連続のマイナス

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の2月の売上高は約4364億円で、既存店ベースでは前年同月比5.4%のマイナスと24ヵ月連続の前年割れとなった。昨年12月からは3ヵ月連続でマイナス幅は5%台にとどまり、2ケタ減が続いた最悪期からは持ち直し傾向にある。ちなみに、09年2月の売上高は前年同月比で11.5%のマイナスだった。

 主な商品別では、衣料品が6.7%減、美術・宝飾・貴金属が3.5%減、食料品が3.4%減だった。10大都市では札幌が0.8%増とプラスに転じる一方、仙台は12.2%減と唯一の2ケタ減となった。東京は6.5%減、大阪は7.1%減だった。

 主な百貨店の2月の既存店売上高は、三越が12.4%減、伊勢丹が0.2%減、大丸(全店)が2.4%増、松坂屋が3.0%減、高島屋(全店)が6.1%減となっている。