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【ファストリ】既存店2ケタ減収で営業益18%減、9~11月

 ファーストリテイリングの2010年9~11月期連結決算は、主力の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年同期比12.3%減と2ケタの減収となったことが響いて、営業利益は18.4%減の498億円となった。売上高は4.7%減の2509億円だった。

 機能性肌着「ヒートテック」の大ヒットなどで前年の既存店売上高が大きく伸びていたことから、同社としては当初から大幅な減収減益を見込んでいた。国内ユニクロ事業の売上高は9.6%減の1897億円、営業利益は24.4%減の420億円だったが、これは当初の計画を売上高、営業利益共に50億円上回る結果だという。

 下期(11年3~8月)は国内ユニクロ事業の既存店売上高が3.0%のプラスに転じると見込んでおり、11年8月期通期の営業利益は国内ユニクロ事業で1055億円(前期比17.4%減)、会社全体で1135億円(14.3%減)と従来予想を据え置いた。

 ただ、国内ユニクロ事業の上期(10年9月~11年2月)の売上高が当初計画を100億円下回る見込みであることから、会社全体の通期予想も100億円下方修正し、11年8月期の売上高は8460億円(3.8%増)を見込む。

 一方、海外ユニクロ事業は9~11月で2ケタの増収増益と好調で、11年8月期通期では売上高1000億円(37.4%増)、営業利益85億円(33.5%増)となる見通しだ。