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【西友】全店舗でエネルギー使用量を「見える化」し、一元管理

 西友は全店舗でエネルギー管理システムを導入し、店舗ごとのエネルギー使用量をリアルタイムで可視化できるようにする。消費電力量を細かく制御することなどによって、省エネにつなげる。

 現在、23店舗で先行導入している三洋電機の多店舗エネルギー・トータルマネジメント・システム(多店舗EMS)を全370店舗で採用する。小売業界で全店舗にエネルギー管理システムを導入するのは今回のケースが初めてという

 西友が採用を決めた多店舗EMSでは、空調、照明、冷蔵・冷凍設備などのエネルギー使用量を店舗別・時間帯別に計測し、本部と店舗で共有。空調や冷蔵ショーケースの温度設定などを遠隔で監視・制御する。

 三洋側は収集したデータを分析し、店舗ごとの設備・機器の運用の見直しや改善を提案する。

 2010年4月の改正省エネ法施行を受け、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど多店舗展開の小売業は各店舗でのエネルギー管理が義務付けられている。また、東日本大震災の影響による電力供給不足から企業、家庭に対して15%の節電目標が設定されており、夏場の節電対策が急務となっている。