東急は12月23日、ベトナムで同社初となる大型ショッピングセンター(SC)を2023年春に開業すると発表した。核店舗として総合スーパー「イオン」を誘致する。
東急は2012年からビンズン省ビンズン新都市において住宅や商業施設の開発を進めており、14年からはバス事業も展開している。新たに開発する大型SCは、ビンズン新都市の玄関口となる総敷地面積12万㎡を超える総合型SC計画の第1期開発に当たる。
SCの名称は「SORA gardens SC(第1期)」(仮称)で、敷地面積は約2万㎡。賃貸面積約1万4500㎡のうち、イオンベトナム(ホーチミン市)が運営する総合スーパーが5000㎡を占める。
SCの開発は、東急の不動産子会社であるベカメックス東急(ビンズン新都市)が担う。ベカメックス東急はベカメックスIDCとの合弁会社で、東急が65%を出資している。SCと隣接する住宅エリアと一体となった開発を段階的に推進し、ベトナム南部で最大級となる複合商業施設を目指す。