「オーガニック」「ローカル」「ヘルシー」「サステナビリティ」という4つのキーワードをコンセプトとしたライフコーポレーション(大阪府:以下、ライフ)の自然派プライベートブランド(PB)「BIO-RAL(ビオラル)」。同社が打ち出す「同質競争からの脱却」の要ともいえるシリーズです。今回は、関西在住の主婦ユニット「主婦っとサーベイ」として活動する筆者が、実際に使ってみて「これはリピートしたくなる」と感じた5商品を厳選してご紹介します。
※価格はすべて税別
「塩だけ」のシンプル調味でアレンジ自在のサラダチキン
まずご紹介したいのが、「鶏肉と塩だけでつくったサラダチキン」(258円)。筆者が日々の献立で重視しているのが、「脂質を抑えつつ、しっかりたんぱく質を摂ること」です。蒸し鶏を自作するとどうしても加熱ムラが出たり、ぱさついたりしてしまうのが悩みでしたが、この商品はしっとりとした食感で、味つけも塩のみという潔さ。素材の味が引き立つ、まるで自家製のようなやさしい風味です。
世の中にサラダチキンは数あれど、「塩だけ」で調味されているものは意外と少ないです。どんな料理にも合い、飽きずに食べられるのも嬉しいポイント。100gという容量も絶妙で、夫婦で分ければ1人50gとムダなく使いきれます。
ビオラルの店舗だけでなく、全国のライフの加工肉売場でも取り扱いがあり、冷蔵庫に常備しておくと何かと便利。とくにこれからの季節は、「ごまだれ冷やし中華」のトッピングにもぴったりです。
すけそうだら100%の“ごちそう笹かま”
「おいしい笹かま」は、物産展やお取り寄せで味わう“ちょっと特別な一品”というイメージが強かった筆者。でも、「ビオラル 笹かまぼこ4枚入」(228円)に出会ってから、その認識が変わりました。今では冷蔵庫にあると安心する“日常のおかず”のひとつです。
原材料はすけそうだら100%。加工でん粉や乳たん白は使われておらず、自然な弾力と歯ごたえがしっかりと残った仕上がりです。塩分控えめで、やさしい味つけ。わさびを添えれば晩酌のお供にも、夕食前に小腹がすいたときにも活躍してくれます。
この品質で4枚入り228円という手に取りやすい価格も魅力で、「あっ、また買っておこう」と気軽にカートに入れたくなる一品です。
豆の風味まろやかな有機豆乳
豆乳は身体によいとわかっていても、「クセがあって飲みにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。筆者もこれまで何種類もの無調整豆乳を試してきましたが、濃厚タイプは栄養価が高いぶん、毎日続けるには少し重たく感じてしまいがちでした。
そんななか見つけたのが、「ビオラル 有機豆乳1000mℓ」(258円)。豆の風味がまろやかで、コーヒーに入れても相性がよく、牛乳代わりにスープに使ってもクセが出ません。豆乳初心者の方にもおすすめできる飲みやすさです。
パッケージは控えめなクリーム色で、ビビッドな色合いの飲料が並ぶ売場のなかで、かえって目を引きます。表面には「高温差砕製法」の説明が添えられており、消費者にわかりやすく製法の説明をしているのも好印象です。
“あと一品”にぴったりの「人参しりしり」
あと一品、野菜のおかずがほしい──そんな時にあると嬉しいのが沖縄の家庭料理「人参しりしり」(298円)です。有機人参にまぐろの油漬けと卵を加えた一品で、ほんのり甘い味つけと人参のシャキシャキ感が特徴。和洋中どんな献立にも合わせやすく、副菜として万能に使えます。
筆者は忙しい日、肉炒めなど主菜がすぐ決まっても「野菜はどうしよう…」と悩むことがよくあります。そんな時にこの一品があると、栄養バランスも気持ちも助けられます。
また、味つけがしっかりしているので、充填豆腐と混ぜて“即席の白和え”にしたり、野菜サラダにのせてボリュームアップしたりとアレンジも自在。実際に、ビオラルの「豚しゃぶと有機人参のしりしりのサラダ」にもトッピングとして使用されており、生野菜との相性もばっちりです。
ビオラルの野菜総菜の展開は以前は首都圏中心でしたが、最近では大阪の店舗でも見かけるようになりました。関西在住の筆者としては、こうした変化がとても嬉しく、今後のラインナップ拡大にも期待が膨らみます。
卵のやさしい風味が広がるミニサイズプリン
プリンは、いくつになってもどこか懐かしさを感じるおやつです。ビオラルといえば「めぐみプリン」(1個438円)のような“ご褒美プリン”が有名ですが、今回おすすめしたいのは、もっと日常に寄り添う「ビオラル 平飼いたまごをつかったなめらかプリン」(70g2個入199円)です。
パッケージには「平飼いたまごは製造する日に割卵」との表記があり、加工品でありながら、素材の鮮度と丁寧な製造過程が伝わってきます。原材料は「生乳(国産)、卵、粗糖、クリーム」のみとシンプルで、安心感のある設計。1個70gと小ぶりで、子どもも大人も“ちょうどよく食べきれる”サイズ感です。
そしてなにより嬉しいのは、1個あたり約100円という価格。気軽に手に取れるので、「今日はちょっと甘いものがほしいな」という時にも罪悪感なく楽しめます。
ビオラルはライフの企業努力を体現したブランド
これまで、健康やオーガニックをうたうお店やブランドには、どこか堅苦しい雰囲気を感じることもありました。でも、「BIO-RAL」の売場は違います。ロゴの印象そのままに、明るく洗練されていて、買物が楽しくなる空間です。さらに、オーガニック=高価格というイメージをくつがえす、手の届きやすい価格設定にも驚かされます。ライフの企業努力が伝わってくるようです。
「BIO-RAL」のPBは、ビオラル店舗だけでなく、近くのライフの売場にもコーナーが設けられていたり、定番棚に並んでいたりと、日常の買物に自然に溶け込んでいます。すでに何度もリピートしている商品も多く、これからのラインナップ拡大にも期待しています。