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ダイソー3 業態複合店の新店、エミテラス所沢店にみる最新MD分析

大創産業(広島県/矢野靖二社長)が近年、積極的に取り組んでいるのが、主力の3ブランド「DAISO(ダイソー)」、「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」、「THREEPPY(スリーピー)」の「3ブランド複合型」の店舗開発だ。2022年4月にオープンした「マロニエゲート銀座店」(東京都)を皮切りに、国内外で徐々に店舗を増やしている。本稿では24年9月に埼玉県所沢市の大型ショッピングモール内に開業した3ブランド複合店の「エミテラス所沢店(以下、所沢店)」から、各ブランドの売場づくりやMD(商品政策)の最新事例をレポートする。

変則的な複合型店舗2ブランドはレジ共有

 所沢店は24年9月24日に開業した商業施設「エミテラス所沢」の3階にオープンした。2階の施設入口正面にあるエスカレーターで3階に上がると「StandardProducts」「THREEPPY」が横並びにあり、通路を挟んで斜向かいに「DAISO」があるという、3ブランド複合店としてはやや変則な配置となっている。

店舗概要
所在地 埼玉県所沢市東住吉10-1 エミテラス所沢3階
アクセス 西武池袋線・西武新宿線「所沢」駅から徒歩4分
営業時間 10:00~21:00
売場面積 DAISO 129坪、Standard Products 114坪、THREEPPY 40坪

 3ブランド複合店は、大創産業が近年注力している店舗開発形態の1つだ。22年4月に初の3ブランド複合店舗として「マロニエゲート銀座店」を出店して以降、台湾や大阪府など国内外で出店を加速し、24年9月末時点で48店舗となっている。直近では10月に、「ビックカメラ新宿東口店」にも出店した。なお埼玉県内では草加市の商業施設「アコス草加」やさいたま市の「ダイエー大宮店」にも出店している。

 売場面積は、DAISOが

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