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多様なオリジナル商品、PB比率は約10%
ヤオコーはこれまで、自社企画のレギュラーブランド「Yes! Yaoko(以下、Yes!)」、高品質の上位ブランド「Yes!YAOKO Premium(以下、Yes!Premium)」、ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)との共同開発ブランドである「star select(以下、スターセレクト)」の3つのプライベートブランド(PB)に加えて、完全子会社の小川貿易(埼玉県/大島潤社長)を中心とする直輸入商品をオリジナル商品として展開してきた。
24年3月期上半期末時点のアイテム数は「Yes!」が558、「Yes!Premium」が240、スターセレクトが194、直輸入商品を含んだ自社仕様商品が321、合計で1313におよぶ。売上高構成比は9.94%(自社仕様商品含む)となっている。
23年11月、そんな同社のオリジナル商品のラインアップに新たなブランドが加わった。健康ラインの位置付けの「Yes!YAOKO Happiness(以下、ハピネス)」だ。ヤオコーのプレスリリースによれば、「お客さまの日常の食生活の中で気軽に取り入れていただきたい、栄養バランスを意識したカラダ想いのライン」で、「原材料の『足す』か『引く』にこだわった商品」だという。
ヤオコーは近年、子育て世代を中心とするヤングファミリー層、こだわり商品を求めるリッチミドル、そしてシニアをターゲットに据え、「ミールソリューションの充実」と「価格コンシャスの強化」を基本方針とし、消費二極化への対応をすすめてきた。PBラインでいえば、ミールソリューションがYes!Premiumとハピネス、価格コンシャスがYes!とスターセレクトということになるだろう。
PBをマグネットにする巧みな売場展開
ヤオコーは価格訴求と品質訴求を売場でどのように表現しているのか。
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