メニュー

スーパーマーケット・トレードショー2022が2月16日から幕張メッセで開催!食品流通業界に最新の情報・商材・サービスを提供

全国スーパーマーケット協会が主催する日本最大級の流通業向け展示会「第56回 スーパーマーケット・トレードショー2022」(略称SMTS2022)が2022年2月16日から18日の3日間、千葉・幕張メッセで開催される。コロナ下での開催となった前回に続き、新しい生活様式に対応した商談の場として参加者の安全・安心に配慮した同会。“食”に関する最新の情報・商材・サービスが集結する、SMTS2022ならではの見どころを紹介する。

食品流通業界に最新の情報・商材・サービスを提供「SMTS2022」(1~11ホール)

昨年のSMTS2021開会式と会場の様子

 スーパーマーケット・トレードショー(以下、SMTS)は、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会。小売業をはじめ、卸・商社、中食、外食業界から多数のバイヤーが来場する同展示会は今回で56回目を迎える。

 主催の全国スーパーマーケット協会は、SMTS開催について「ライフラインを守るスーパーマーケット業界の展示会」「中小企業支援」「コロナ対応提案による営業支援」の3点を掲げ、感染症などのリスクを最小限に抑えつつ、食品流通業におけるリアルなビジネス商談の場を提供していく。

 SMTS2022はコロナ下での初の開催となった前回に引き続き、あらゆる感染症対策を講じ、出展者数1715社・団体、3016小間(2021年11月1日現在)の規模で開催される。全国各地の自治体や地方金融機関などの取りまとめにより、1200社以上の地域産品メーカーが出展するほか、海外からも6カ国、52社・団体、67小間が参加し、バラエティーに富んだ商材を紹介する。SMTSでは今回よりSDGsへの取り組みも開始。運営事務局をはじめ、出展者、来場者がフードロスや環境配慮といった取り組みを実施する。

 入場に関しては新型コロナウイルス感染症対策として完全事前登録制を導入し手指消毒やマスク着用、検温を来場者にも義務付け、出展者向けのバッジ発行枚数も制限。さらに出展者向けとして感染症対策をわかりやすくまとめたパンフレット「出展者の手引き」を配布している。ソーシャルディスタンスを考慮して通路を拡幅し、一部の表彰式などを除きセミナーなどはすべてオンラインで実施する。

全国スーパーマーケット協会事業部展示会課主任 
吉沢 敦氏

 SMTS2022は各出展者のブースに加えて多彩な主催者企画も魅力だ。新企画となる「食のトレンドゾーン」は、ダイエットやケアフーズといった美しく健康的なココロとカラダづくりに役立つ商品群「美と健康×食」、オーガニックやプラントベース、SDGsなど持続可能性に配慮した商品群「サステナビリティ×食」の2テーマに沿って、来場者に最新のトレンド情報と商品を紹介する。

 継続企画となる「てづくりNIPPON」は、日本の伝統・伝承を重んじ、地域や質にこだわったつくり手の“技”や“想い”を、地域の食生活や食文化、そして歴史を絡めて提案する企画。日本酒、焼酎、クラフトビール、ワインなど、約40社の商品を紹介する。「食の安心・安全対策」コーナーでは国際基準であるHACCPをはじめとした食品スーパーマーケットの食品安全に関する情報発信を目的としたブースを店舗設備・資材ゾーン内に設置。また、事前申込制による流通バイヤーとの個別商談会「ビジネスマッチング@SMTS2022」も国際会議場にて開催予定だ。

総菜、弁当の最前線を紹介「デリカテッセン・トレードショー」(3ホール)

 中食産業(弁当・総菜)に特化した商談展示会「デリカテッセン・トレードショー2022(略称:DTS2022)」は39社・団体、222小間(21年10月30日現在)の規模で開催される。DTSではデリカに関する情報提供の場を求めるニーズに応えるために、会期中だけでなく、年間を通してデリカに関する勉強会「デリカスタディ」を開催し、売れるメニューの提案や課題共有を図っている。

 「お弁当・お総菜大賞2022」は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、専門店などで実際に販売している弁当・総菜・サラダ・パンなどの商品群の中から、食の専門家で構成された審査員により、とくに優れた商品を選出し表彰するプログラム。弁当部門、惣菜部門をはじめとした11の部門ごとに評価基準を設けて審査員による審査を行い、最優秀賞、優秀賞、特別賞、入選などを選出する。受賞商品は受賞シールを貼って販売することが可能で、店舗の売上アップに貢献する。

 今回の「定番商品部門」は「タイ・ベトナム料理」にフォーカスを当て、優れた商品を選出。さらに前回に引き続き「容器部門」も設け、サスティナブルな活動で環境に配慮した取り組みを実施する容器メーカーから商品を募り、ブース内で公表する。

 「お弁当・お惣菜大賞2022」は商品レベルも年々向上しており、11回目を迎えた今年は4万1923件がエントリーされた。同賞は開会初日の2月16日に国際会議場で表彰式(入場は関係者のみ、オンラインでライブ配信)を行う。会期中、ブース内で受賞商品の実物およびパネル展示を行うほか、フードコートにて受賞商品(一部)の販売も実施。また主催者企画では「食べくらべ体験スタンド」と称し、餃子の味変や鉄板調理、プラントベースなど日替わりで数量限定の試食提供も予定している。

 弁当・総菜に関する情報を満載した情報誌「惣菜デリ最前線2022」の発刊も予定している。同誌では「お弁当・お惣菜大賞2022」の受賞商品・売場を紹介するほか、専門家・コンサルタントによる業界動向レポートやトレンド、デリカに注力する小売業の販売現場や取り組み状況のレポートなどを掲載している。今回も会場内で無料配布するため、必ず手に入れておきたい1冊だ。

地方産品が集結「こだわり食品フェア」(11ホール)

 11ホールで開催される「第17回こだわり食品フェア2022」(主催:一般財団法人食品産業センター)は、個性豊かな地域食品をはじめ、素材・製法にこだわった食品が一堂に会する展示会。

 今回は約100小間のスペースに90を超える企業・団体が参加。新規出展の企業も多くバラエティーに富んだ商品ラインアップが魅力だ。コロナ禍で大きく変化した新しい生活様式の中で食に楽しみを見出す生活者が増えている。同フェアで日本の食に携わる人々の思いやこだわり、底力を体感してほしい。

多彩なセミナープログラムをオンラインで配信

 SMTSは多彩なセミナープログラムを用意しており、すべてオンラインで受講することができる。

 全国スーパーマーケット協会会長・アークス代表取締役社長を務める横山清氏によるSMTSスピークスのテーマは「攻めと守りの防衛策」。ほかにも恒例の「スーパーマーケット白書」やグリーントランスフォーメーションをテーマにしたセミナー、SDGsに関するディスカッションなど、専門性の高い講演を多数開催していく。

 さらに前回好評だった「スーパーマーケット Good Action Initiatives ~地元に愛され、地域とともに歩むお店づくりをするスーパーを応援する~」を継続して開催。社会インフラとして人々の生活を支える地元密着型のスーパーマーケット5社が地域に愛され地域とともに歩む店づくりについての事例発表を行う予定。

 国内外から食に関するさまざまな情報や商材、サービスが一堂に会するSMTSで、ぜひ、自社の差別化につながる商品を見つけてほしい。