食品スーパー(SM)をはじめとした小売業では近年、プライベートブランド(PB)商品の開発がいっそう活発になっている。
一般的にPBというと「ナショナルブランド(NB)商品と類似した機能で、価格を抑えて販売する商品」といった位置づけであることが多いが、昨今は独自性を打ち出す付加価値型PBの開発も活発化している。本ページでは、PBを軸とした各社の主な相関関係をまとめた。
国内小売の“2大PB”といえるのが、イオン(千葉県)グループの「トップバリュ」と、セブン&アイ・ホールディングス(東京都)が展開する「セブンプレミアム」だ。全国各地のグループ企業の店舗で取り扱っているため、その認知度は高く、両ブランドとも売上高は1兆円を突破している。
中小・中堅チェーンで大きな存在感を示しているのが、共同仕入れグループが展開するPB商品だ。シジシージャパン(東京都)やオール日本スーパーマーケット協会(大阪府)などでは、グループ共通のPBを開発し、加盟社に供給している。
他方、ここ最近は自社PBの外販を進める企業も増えてきている。
・・・この記事は有料会員向けです。続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。
