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テスコ、レジ決済不要店舗の実験を拡大、ウォルマート3Q業績は増収増益

テスコ、レジ決済不要店舗の実験を拡大

 英国小売最大手のテスコ(Tesco)は2022年11月1日、レジで精算することも、自身で商品をスキャンすることもなく決済が完了するレジ決済不要コンビニエンスストア(CVS)「ゲットゴー(GetGo)」をロンドン中心部に開店した。

テスコはレジ決済不要店舗「ゲットゴー」の新たな実験を3店舗で実施する

 同店は、ロンドンのチスウェル通りにあったCVS「テスコ・エクスプレス( Tesco Express)」を改装してオープンしたものだ。同店のほか、ロンドンにもう1店舗とバーミンガムに1店舗を数カ月以内にオープンさせ、合計3店舗で新たな実験を実施する計画である。

 テスコがこの業態を初めて開発したのは21年10月のこと。テクノロジー企業のトリゴ(Trigo)の技術を導入し、「ゲットゴー」をロンドン中心部のハイ・ホルボーンに初出店した。テスコのアプリに表示されたQRコードをスキャンして入店すると、購入した商品は出店後にアプリに登録したクレジットカードで決済される。店内にはカメラと重量センサーを設置し、買物客を顔で識別するのではなく体の動きを追跡することによって個客を認識する仕組みだ。これまでの実験の結果によると、「ゲットゴー」での買物は平均3分で済ませることができるとわかっている。

 テスコは、新たに出店する3店舗にハイブリッド型モデルを採用した。買物客は

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