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米製造業新規受注、8月は0.2%増 原材料不足など重し

米の製造業の工場
米商務省が3日発表した9月の製造業新規受注は前月比0.2%増加した。7月撮影(2021年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 3日 ロイター] – 米商務省が3日発表した9月の製造業新規受注は前月比0.2%増加した。市場予想は横ばいだった。ただ、製造業は依然として原材料や労働力の不足に悩まされている。

8月は1.0%増と前回発表の1.2%増から下方修正された。9月の前年同月比は17.6%増だった。

内訳では、機械、一次金属、金属加工品が増加。一方、コンピューター・電子製品、輸送機器、電気機器・家電が減少した。世界的な半導体不足が影響した可能性がある。

出荷は0.6%増。8月は0.1%増だった。在庫は0.8%増。受注残は0.7%増。8月は0.9%増だった。

民間設備投資の先行指標とされる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財受注は0.8%増だった。

国内総生産(GDP)統計で企業設備投資の算出に使われるコア資本財の出荷は1.4%増だった。