広告メディアの『アドエイジ』誌が、昨年度の広告支出のグローバル1位はP&Gで、前年度1位だったアマゾン(Amazon.com)が2位へとランクを落としたと報じた。P&Gは7%増の115億ドル、アマゾンは1%減の109億ドル、と試算されている。
P&Gは世界有数の広告バイヤーで長らくトップにいて、私もそういう認識でいたので、一昨年にアマゾンが1位だったということを知って軽く驚いたのであった。P&Gはマーケティング企業である、だから世界でも最も広告に支出しているのだという思い込みがあったのだが、なんとアマゾンがそれに匹敵する存在になっているということに気づいて、アマゾンという企業のなんたるかをまた考えてしまったのである。
広告売上高は電通の2倍超
アマゾンは決算書で事業別の売上高を公開している。“その他”という項目があり、注釈では広告およびその他のサービスとなっていて、その規模からほぼこれが広告売上高だろうとみられている。昨年度は
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