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フランス、多くの果物・野菜のプラ包装を来年から禁止

仏フォンテネースーボアの青果店
10月11日、フランスは2022年1月から、多くの果物と野菜類の包装にプラスチック類の使用を禁止する。仏フォンテネースーボアの青果店で2020年4月撮影(2021年 ロイター/Charles Platiau)

[パリ 11日 ロイター] – フランスは11日、2022年1月から、多くの果物と野菜類の包装にプラスチック類の使用を禁止する。

プラスチックごみ削減の一環で環境省が発表した。昨年2月施行の法律のもと、来年1月からプラスチック包装なしでの販売を義務付ける品目リストを公表。対象はナス、トマト、リンゴ、バナナ、オレンジなど約30品目で、カットフルーツや傷みや崩れやすい果物・野菜は当面包装で販売できるが、2026年6月末までに段階的に全廃する。

果物・野菜の37%がプラスチックの包装で販売されていると環境省は推計。今回の措置で年間10億以上の包装容器類が削減できるとみている。

これに対して果実販売の業界団体からは、短期間で素材をダンボールに切り替えるのは困難との声がでている。