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米マクドナルド、温室ガス排出50年までに実質ゼロへ

ウクライナのキエフのマクドナルド
米ファストフード大手マクドナルドは4日、温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする新たな目標を発表した。写真は2020年5月、ウクライナのキエフで撮影(2021年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[ニューヨーク 4日 ロイター] – 米ファストフード大手マクドナルドは4日、温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする新たな目標を発表した。温室ガスの削減対象は、世界各地でハンバーガーに使用される牛肉から、各店舗の電球にまで及ぶとしている。

同社は「科学的根拠に基づく目標イニシアチブ(SBTi)」を踏まえ、気候変動対策の目標刷新を進めていると説明。世界のサプライヤーや約4万店に上る直営店・フランチャイズ店から排出される温室ガスの絶対量を30年までに3分の1削減する考えだ。

マクドナルドは世界有数の牛肉購入企業。同社の温室ガスは80%程度が牛肉や鶏肉、乳製品などの使用に伴ってサプライチェーン(供給網)から排出される。このためSBTiの新ガイドラインを活用しながら、農業や土地利用などでの排出削減に注力する。