コンサルタント会社のブリック・ミーツ・クリック(Brick Meets Click)と調査会社のマーカタス(Mercatus)が行った調査によると、米国における6月の食品・日用品のオンライン売上高は推定68億ドルで、前年同月に比べて23%減少した。
前年に新型コロナの影響でオンライン売上高が急増した反動が出ており、4月から3カ月連続の前年割れとなった。
月間アクティブユーザーの平均注文回数は2.70回で、2.89回だった前年同月から6%減少した。平均の注文額も7%近く減った。
商品の受け取り方法別に見ると、ピックアップ(店舗や駐車場などでの受け取り)が全体の42%と前年同月より5ポイント増えたのに対して、デリバリー(小売業者またはウーバーイーツなどの代行業者による配達)とシップ・トゥ・ホーム(フェデックスなどの物流業者による宅配)は減少した。
ブリック・ミーツ・クリックでは、配送手数料がかからないピックアップの利用は今後も増えるものとみている。