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ウォルマート、DTCブランドのスキンケア商品を販売、若者向け

米ウォルマートが販売するスキンケアDTCブランド「バブル(Bubble)」
「バブル(Bubble)」は人気のユーチューバーブが立ち上げたブランドで、Z世代から高い支持を得ている

 米ウォルマートはこのほど、スキンケアのDTC(Direct To Consumer、メーカー直販)ブランド「バブル(Bubble)」の販売を米国内の約3800店舗とEC(インターネット通販)サイト「Walmart.com」で始めた。バブルはこれまで直営ECサイトのみで商品を販売しており、小売業で同社の製品を取り扱うのはウォルマートが初めて。

 バブルはユーチューブで400万人以上のフォロワーを持つハイラム・ヤーブロ(Hyram Yarbro)氏が立ち上げたブランドで、1990年代半ば以降に生まれたZ世代と呼ばれる若者層から高い支持を得ている。中心価格帯は12〜19ドル。

 ウォルマートはバブルの取り扱いによって若者の来店を増やしたい考え。米国の全世帯の90%超がウォルマートの店舗から10マイル(約16キロメートル)以内に居住しており、バブルにとっては販路を一気に広げられるメリットがある。

 ウォルマートはヘルスケアスタートアップ企業のロー(Ro)と若者向けサプリメントを共同開発し、6月から米国の全約4600店舗とECサイトで販売を始めるなど、若年層をターゲットとした取り組みを強化している。