[ロンドン 15日 ロイター] – 英料理宅配デリバルーは15日、上場来初めての決算を発表し、第1・四半期(1─3月期)の注文数が2倍以上になったことを明らかにした。注文数の増加は4四半期連続。
グループ全体の注文数は前年比114%増の7100万件、取引総額(GTV)は前年同期比130%増の16億5000万ポンドとなった。
ウィル・シュウ最高経営責任(CEO)は、英国やアイルランドをはじめ、国際的にも需要が堅調だと述べた。ただ、新型コロナウイルス感染抑制策の緩和による影響が不透明なことには注意を払う必要があるとした。
このため、2021年通年の業績予想は保守的に見積もっているという。通年のGTVの伸びは30─40%、売上総利益率は7.5─8.0%とする見通しは維持した。
同社は、外食する機会の減少がどの程度の成長をもたらしたかを測ることは難しいとし、ロックダウン(都市封鎖)が緩和されれば成長率は鈍化するとみている。