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英宅配デリバルー、ロンドン上場へ 約7年ぶり大型案件の可能性

英マンチェスターの中心市を走るデリバルーの配達員
英国の料理宅配サービスの新興企業、デリバルーは8日、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する計画を発表した。写真は英マンチェスターの中心市を走るデリバルーの配達員。今年3月8日に撮影。(2021年 ロイター/Phil Noble)

[ロンドン 8日 ロイター] – 英国の料理宅配サービスの新興企業、デリバルーは8日、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する計画を発表した。

同社は1月に米アマゾン・ドット・コムなどから1億8000万ドルを調達しており、それに基づく新規株式公開(IPO)での同社評価額は70億ドル以上になると予想されている。

ロンドン市場へのIPOとしては、2013年のロイヤルメール以降で最大になる見通し。

デリバルーのプラットフォーム上の取引額は2020年は41億ポンドと前年から64.3%増加した。

新型コロナウイルスの影響で飲食店が閉鎖する中、同社の料理宅配サービスの需要は拡大している。

創業者のウィル・シュー氏は、昨年夏のロックダウン(都市封鎖)解除後も事業は拡大していると説明し、料理宅配サービスの需要は今後も増加が見込めると指摘した。

また、食料品部門への参入や定額サービスの開始なども事業の伸びに寄与していると語った。

2020年は2億2370万ポンド(3億0893万ドル)の赤字だったが、赤字幅は前年の3億1730万ポンドから縮小した。