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ユーロ圏小売売上高、12月は前月比2.0%増 予想上回る

2020年12月のパリの凱旋門
欧州連合(EU)統計局が発表した2020年12月のユーロ圏の小売売上高は、前月比2.0%増と、ロイターがまとめた市場予想の1.6%増を上回った。クリスマスショッピングで衣料や靴が伸びた。パリの凱旋門、昨年12月撮影。(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[ブリュッセル 4日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した2020年12月のユーロ圏の小売売上高は、前月比2.0%増と、ロイターがまとめた市場予想の1.6%増を上回った。クリスマスショッピングで衣料や靴が伸びた。

前年比では0.6%増。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)措置にもかかわらず、エコノミスト予想の0.3%増を上回った。

統計局によると、靴・衣料の前月比売上高は12.4%増加。11月は30.5%減だった。一方、電気製品、家具、コンピューター機器、書籍、医薬品、オンラインショッピングの売り上げは減少した。

国別にみると、小売売上高の伸びが目立ったのはフランスで、前月比22.3%増加。ベルギーも15.9%増加した。半面、ドイツは9.6%減となった。

前年比のデータを品目別でみると、食品・飲料・たばこが5.6%増。半面、ロックダウンに伴う移動禁止を背景にガソリン販売が急激に減少した。非食品製品の売り上げも0.8%減。ネットでの受注は27.5%増えた。