[8日 ロイター] – 関係者によると、米料理宅配サービス最大手のドアダッシュは8日、ニューヨーク証券取引所への新規株式公開(IPO)で、仮条件上限を上回る1株当たり102ドルで3300万株を売却し、33億6000万ドルを調達した。調達額は今年の米市場IPOとしては最大規模となる。
IPO価格に基づく同社の評価額は完全希薄化後で約380億ドルとなり、6月の資金調達ラウンド時点の評価額160億ドルの倍以上に達した。
ドアダッシュはコメント要請に応じていない。
同社はIPOの仮条件レンジを1株当たり90─95ドルに設定、3300万株の売却を予定していた。
2013年設立の同社には、ソフトバンクグループが運営するビジョン・ファンドやベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタル、シンガポール政府系ファンドGICなどが出資している。
IPO主幹事はゴールドマン・サックスとJPモルガン。
ドアダッシュ株の売買は9日から開始される。