[19日 ロイター] – 米百貨店大手メーシーズが19日に発表した第3・四半期決算(10月31日まで)は、売上高が20%以上落ち込んだものの、予想ほどは悪化しなかった。
同社は秋季の既存店売上高が20%台前半から半ば程度減少するほか、祝日の割増料金に伴い配達費用がかさみ、第4・四半期の業績が下押しされるとの見通しを示した。
株価は一時8%近く値下がりしたものの、その後切り返しプラス圏に浮上。過去1年間で約半値となっている。
ジェネット最高経営責任者(CEO)は「今年の年末商戦(クリスマス商戦)は、お買い得商品から贅沢品まで新しさを兼ね備え、顧客にぴったりの品揃えを用意しているほか、フルフィルメントオプションの拡大により、顧客は店舗でもオンラインでも、安全で便利に買い物ができる」と述べた。
純売上高は39億9000万ドルと、前年同期の51億7000万ドルから減少。ただ、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の38億6000万ドルほどには落ち込まなかった。
調整後の純損益は6000万ドル(1株0.19ドル)の赤字。前年同期は2100万ドル(同0.07ドル)の黒字だった。アナリストの1株損益予想は0.79ドルの赤字だった。