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H-E-B、自動倉庫大手のスイスログと提携、MFC開設が狙いか?ウォルマートはドローン配達を実験中

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H-E-B、自動倉庫大手のスイスログと提携

 米スーパーマーケット(SM)大手でテキサス州とメキシコに計400店舗を展開するH-E-B(H-E-B GroceryCompany, LP)が、スイスログ(Swisslog)と提携した。

 米オハイオ州に本社を置くスイスログは、倉庫の自動化を手掛ける企業である。同社はH-E-Bと提携し、マイクロ・フルフィルメントセンター(MFC)を建設することを9月15日に発表した。なお、H-E-Bからのコメントは一切発表されていない。

 H-E-Bは、受注した商品を店舗でピッキングして顧客に配達する、もしくは顧客が車に乗ったまま店頭で受け取れるカーブサイド・ピックアップを実施している。コロナ禍によってH-E-BのEC注文数は急増している。MFCを設けることで、ECの受注から搬送までの作業の合理化を図り、高まる需要に応えることがMFCの開設目的と推測される。スイスログはH-E-Bのために複数のMFCを開設する計画だ。

 H-E-BのMFCは、スイスログが開発したソフトウェア「シンク(SynQ)」を搭載し、自動で商品をピッキングする「オートストア(AutoStore)」を採用する。シンクによって自動でピッキングされた商品がスタッフのもとに運ばれ、検品から梱包までをスタッフが移動せずに実施できる仕組みだ。通常では多数の商品から注文品を手作業で選ばなければならず、担当スタッフの生産性や受注から搬送までの時間の短縮化が重視される食品ECにおいて、商品がスタッフの手元にやってくるこの仕組みは、

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