米オフィス用品専門店大手のオフィスデポは、2023年末までに従業員1万3100人を削減するリストラ計画を明らかにした。店舗や物流拠点などを閉鎖することに伴い、余剰人員を減らす。
同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書によると、今回のリストラ計画によって、約8億6000万ドル(約920億円)のコスト削減を見込んでいる。オフィスデポは、2020年3月末時点で1295店舗を展開しているが、今後閉鎖する店舗数については「精査中」として明らかにしていない。
オフィスデポは2013年11月に同業とオフィスマックスと合併。その後、同業最大手のステープルズとの合併計画を発表したが、米連邦取引委員会によって阻止された経緯がある。
オフィスデポは今回のリストラ計画によって、B2B(法人向け)事業とITサポート事業に経営資源を集中するとしている。