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ソフトバンク、中南米の宅配サービス「ラッピ」に10億ドル投資

中南米に特化した新たなファンド「イノベーション・ファンド」にとっては最初の投資になる。東京での記者会見で2018年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[サンパウロ 30日 ロイター] – ソフトバンクグループが宅配アプリサービスを展開するコロンビアのラッピに10億ドルを投資する。ラッピが30日発表した。中南米に特化した新たなファンド「イノベーション・ファンド」にとっては最初の投資になる。

ラッピの発表によると、出資で得た資金をもとに既存市場の強化や新市場参入を進める。また新たな製品やサービスも導入するという。

まずソフトバンクと同社が手掛ける「ビジョン・ファンド」が出資を折半し、その後イノベーション・ファンドが参画する予定。

ラッピはソフトバンク側の保有比率を明らかにしていない。

合意によると、ソフトバンクは今回の出資で、ソフトバンク・インベスト・アドバイザーズの幹部をラッピ取締役会に送る。

ラッピは2015年に創業。ブラジルのほか、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、チリ、ウルグアイでサービスを展開している。