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コンビニ売上高、9月の既存店は0.6%増、たばこ駆け込み需要で

都内のコンビニの店内
日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した9月の全国コンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年同月比0.6%増の8787億円と、2カ月ぶりのプラスとなった。資料写真、2020年4月、都内で撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

 日本フランチャイズチェーン協会が発表した9月の主要コンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比0.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回った。たばこ増税前の駆け込み需要で非食品の売上高が3.0%増と伸びた。

 客数は3.8%減で2カ月連続のマイナスだったが、客単価は4.6%増と4カ月連続のプラスとなった。巣ごもり需要が続いており、温かい料理麺、デザート、菓子類、酒類などが好調に推移した。

 商品部門別では、弁当・総菜などの日配食品は1.1%減、加工食品も1.1%減と振るわなかった。前述の通り非食品が前年実績を上回ったほか、チケット販売などのサービスも5.0%のプラスだった。

 大手3社では、セブン-イレブン・ジャパンが0.2%減で2カ月連続のマイナス、ファミリーマートが1.6%増、ローソンは0.7%増でいずれも2カ月ぶりのプラスだった。