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ニトリHD、3〜8月期の営業利益は3.8%減、前年の反動で

ニトリホールディングス札幌本社のロゴマーク看板
ニトリホールディングス(HD)が発表した2021年3〜8月期の連結業績は、営業利益が前年同期比3.8%減の775億円だった。写真は2016年10月、家具量販店大手のニトリホールディングス札幌本社のロゴマーク看板(2020年 時事通信)

 ニトリホールディングス(HD)が発表した2021年3〜8月期の連結業績は、営業利益が前年同期比3.8%減の775億円だった。新型コロナ感染症の影響による巣ごもり需要で前年同期が45.0%の大幅増益となっていたため、その反動が出た。

 前期に島忠を子会社化した効果で、売上高は14.4%増の4145億円と2ケタの増収となった。純利益は8.3%増の538億円と増益を維持した。

 セグメント別の業績は、主力のニトリ事業の売上高が5.3%減の3431億円、営業利益は6.4%減の754億円と減収減益だった。海外7店舗を含む33店舗を新設(2店舗を閉鎖)し、店舗数は692店舗となったが、既存店売上高が12.0%減と落ち込んだ。

 島忠事業の売上高は728億円、営業利益は21億円だった。6月には既存店を改装し、ニトリと島忠の初の融合型店舗「ニトリホームズ宮原店」(さいたま市)をオープンした。店舗の新設はなく、1店舗を閉鎖したため、店舗数は60店舗となった。

 ニトリHDの22年2月連結業績については、従来予想を据え置いた。売上高は前期比21.9%増の8736億円、営業利益は4.5%増の1439億円、純利益は7.0%増の986億円と増収増益を見込む。