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週刊コンビニニュース コミュニティ・ストアを運営する国分グローサーズチェーン、全事業から撤退

1週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。「コミュニティ・ストア」を展開してきた国分グローサーズチェーンは5月7日の取締役会で、すべての事業から撤退することを決議した。1978年の創業以来、CVSの経営および加盟店の経営指導、店舗設備機器・商品陳列器具の売買・賃貸などを主軸とするボランタリーチェーン本部として事業を展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で急速に経営が悪化。今後の業績回復が見込めないことから、すべての事業から撤退する。11月末をもって営業活動を終了し、来年4月末に会社を清算する見通し(5月18日〜24日のニュースをまとめました)。

コミュニティストアは全事業の撤退を発表

セブン-イレブン①
10周年を迎えた「セブンあんしんお届け便」
中国・雲南省に初出店
定番の「手巻おにぎり」でプラ使用量2割削減

 セブンーイレブン・ジャパンが買物支援の取り組みとして全国で行っている、移動販売の「セブンあんしんお届け便」が5月18日、運用開始から10周年を迎えた。2011年5月に茨城県で開始し、現在1道2府35県で107台が稼働。四輪駆動の軽自動車を使用し、4温度帯(常温、20℃、5℃、-20℃)で管理された商品約150アイテムを販売する。なお、セブン-イレブンでは「あんしんお届け便」のほかに、超小型電気自動車「コムス」や電動アシスト自転車を利用し、自宅や指定場所に注文商品を届ける宅配サービスも行っている。

 また、セブン-イレブンの中国のエリアフランチャイザーであるセブン-イレブン(中国)投資有限公司が5月19日、雲南強林楽家連鎖便利店有限公司にフランチャイズ権を付与。今年度中にも雲南省の省都・昆明市に1号店を開店する。

 セブン-イレブン・ジャパンは、主力商品の「手巻おにぎり」をリニューアルするとともに、プラスチック使用量を削減したパッケージを新たに採用、5月25日に発売する。リニューアルのポイントは、①最適な精米で粒立ちのよいご飯を実現、②海苔の香ばしさと旨みをアップ、③中具に素材の旨みがより感じられる製法を採用、④フィルムのプラスチック量を従来よりも約2割削減。

セブン-イレブン②
「セブンカフェ」からアイスコーヒーの新商品
<東北地区>秋田県産食材使用の3品
<広島県>「厳選米おむすび牛めし(広島牛使用)」

 セブン-イレブン・ジャパンは、「セブンカフェ」でアイスコーヒーの新商品“高級キリマンジャロブレンド”を5月25日に全国のセブン-イレブン各店舗で発売する。「キリマンジャロ」を51%以上ブレンドし、力強いコクと芳醇な香りを引き出した。Rサイズ102円、Lサイズ181円(いずれも税抜)。

 また同社は5月18日、秋田県産の食材「比内地鶏」と「黒毛和牛」を使用した商品を東北6県のセブン-イレブンで発売した。地産地消を目的に開発した商品で、「比内地鶏」を使用した親子丼「比内地鶏肉 親子丼」(税抜648円)とおにぎり「比内地鶏肉 親子丼おにぎり」(税抜198円)は第2弾として発売。今回、初めて「黒毛和牛」を使用した「秋田県産黒毛和牛の牛すき煮丼」(税抜648円)を加えた。

 セブン-イレブン・ジャパンは、広島県のブランド牛「広島牛」を使用したおにぎり「厳選米おむすび牛めし(広島牛使用)」(税抜180円)を5月18日、広島県を中心としたセブン-イレブン各店舗で発売した。地産地消の取り組みの一環。

ファミリーマート
外国籍ストアスタッフの労務管理アプリを導入
「だし香るつゆ コシが自慢のざるそば」

 ファミリーマートは、増えつつある外国籍のストアスタッフについて、労務管理を正確かつ効率的に対応するため、タブソリューション(東京都新宿区)の労務管理アプリ「ロムテン」を5月17日から導入した。「ロムテン」は外国籍従業員を雇用する雇用主向けに開発されたアプリで、加盟店での外国籍ストアスタッフ雇用時の手続きや労務管理の負担軽減につなげる。アプリ導入によって、情報照合、就労可否判定、電子誓約書の回収・在留カード期限通知・ハローワーク届出申請などの労務管理が可能になる。

 また同社は、40周年で展開するキャンペーン「40のいいこと!?」の5つのキーワードのひとつ「もっと美味しく」の一環として、これから需要が高まる「ざるそば」を刷新、5月18日に発売した。そば粉は何度も配合調整を繰り返し、すすりやすくコシのある麺に仕上げた。また、昆布から抽出した粉を加えることで、「粘り」や「つるみ」を引き出した。つゆは、宗田かつおの本枯節など数種類の節をブレンド。風味がよく、最後まで満足できる味に仕立てた。税込360円。

ローソン
「ケアローソン」でコロナワクチン接種の相談サービス開始
“小容量タイプ”のチルド弁当をラインナップ
<東北地区>高校生と共同開発したベーカリー

 ローソンは、介護相談窓口やサロンスペースを設けたケア拠点併設型店舗「ケアローソン」で、新型コロナワクチン接種予約に関する対面での相談サービスを開始する。5月27日から「ローソン南区芝町店」(名古屋市)、6月1日から「ローソン横須賀鶴が丘店」(神奈川県横須賀市)でサービスを開始し、全国のほかの「ケアローソン」21店舗でも実施を検討する。

 また同社は5月25日、「小容量の商品を取り揃えてほしい」という顧客の声を受けて開発した小容量タイプの「Choi」シリーズから、チルド弁当の「Choi Gohan チャーシュー丼」(税込399円)と「Choi Gohan チーズがとろけるキーマカレー」(税込399円)を発売する。「Choi」シリーズではこれまで調理麺を販売していたが、「Gohan」を新たにラインアップした。ご飯の総重量は従来品の約7~8割程度にし、加えて紙製容器にすることで約21トンのプラスチックを削減する。

 5月21日ローソンは、秋田県立金足農業高校の生徒たちと共同開発した、秋田県産食材を使用したベーカリーを県内の店舗で発売した。6月1日からは秋田県以外の5県でも発売する。先行発売する商品は、県産小麦“ねばりごし”を使用した「金農パンケーキ抹茶あん&牛乳クリーム」(税込150円)と、秋田県鹿角産りんごの蜜漬けを使用した「金農アップルビスケットパン」(税込150円)の2品。また、7月6日からは東北6県で、「金農パンケーキ蜜漬けりんご&牛乳クリーム」(税込150円)と、県産小麦“銀河のちから”使用の「金農カレークロワッサン」(税込160円)も発売する。

ミニストップ
“やみつキッチン”から「ミニチキ&チップス」
「厚切りポテトチップス 超にんにくパンチ」

 ミニストップは5月21日、「ミニチキ&チップス」(税込248円)を発売した。スパイシーな味付けのミニチキンと、X(エックス)フライドポテトを合わせ、やみつきになる味わいに仕上げた。

 また同社は、“家飲み”需要の増加に合わせ「自宅でしか食べられないようなパンチの効いたスナック菓子」シリーズの一品として「厚切りポテトチップス 超にんにくパンチ」を発売した。シリーズのなかで最も売れた「ポテトチップスにんにくパンチ」の進化版ともいえる商品で、最高レベルの“強烈なにんにく感”を味わえる商品に仕立てた。5月25日の発売で税込108円。