[21日 ロイター] – 米飲料大手コカ・コーラが21日発表した第1・四半期決算(3月27日まで)は、売上高と利益が予想を上回った。一方、今第2・四半期については、新型コロナウイルスの影響が響くと警告した。
株価は寄り付き前の取引で約2%上昇。
第1・四半期の純売上高は1%減の86億ドル。リフィニティブのアナリスト予想平均は82億8000万ドルだった。特別項目を除く1株利益は0.51ドル、市場予想は0.44ドルだった。
新型コロナの感染抑制に向けた非必須事業の営業停止に伴い、全世界の販売数量は今月に入り約4分の1減少。第2・四半期は新型コロナの影響が大きくなるとした。ただ、都市封鎖に伴う買いだめから、一部市場で在庫積み上げの動きが見られたほか、ネット販売も急増した。
バークレイズのアナリストは「第1・四半期は非常に好調だったものの、今期予想は非常にさえず、先行きの見通しは不確実性が高い」と述べた。