[東京 2日 ロイター] – 大手百貨店各社が2日に発表した2月売上高速報によると、新型コロナウイルスにより中国からの訪日客が大幅に減少したことなどから、免税売上高が軒並み大きく落ち込んだ。松屋銀座店の2月売上高は前年比32.4%減、免税売上高は同70%減となった。
三越伊勢丹ホールディングスでは、免税売上高について「新型コロナウイルスの影響による訪日客数減と春節の時期ずれのマイナス反動が重なり、グループ百貨店の全店舗で前年割れとなった」という。
昨年の春節は2月4―10日、今年は1月24─30日だった。
このほかの大手百貨店でも、新型ウイルスの影響により、免税売上高は大きく減少している。
高島屋の免税売上高は同69.9%減、セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武の免税売上は客数・売上高ともに約半減したという。