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週刊コンビニニュース ファミリーマートが団地内に生活支援拠点となる店舗をオープン

1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。ファミリーマートが、UR都市機構と連携し、団地の利便性向上と活性化推進のための取り組みを拡大している。2月14日には、中部エリアで団地内に「ファミリーマート豊成団地店」をオープンした。同社は生活支援サービス拠点として、全国の団地などへの出店を進める予定としており、コンビニエンスストアの役割がまた1つ増えることになりそうだ。(2月11日から2月17日のニュースをまとめました)

 

主要各社の1月営業概況
キャンペーン2月へ移行したファミリーマートは足踏み

 1月の営業概況は、既存店売上でミニストップが前年比2.5%増と健闘、客数でも同チェーンが2.5%増でトップに立った。客数はマイナスとなったが、客単価ではセブン-イレブンが1.8%増、ポプラが1.7%増と改善。概況説明があったファミリーマートとポプラのコメントは、以下の通り。

・ファミリーマート・・・おむすび、お母さん食堂を中心とした総菜類およびカウンターコーヒーが引き続き堅調に推移。中食については前年並みを確保した。一方、中食以外は前年同月に実施した冬フェスタ(今年は2月開催)の反動もあり、たばこや酒、飲料の売上が伸び悩んだ。
・ポプラ・・・ポプ弁のチルド化で販売期間が伸び、売場ボリュームがアップしたことで弁当全体の売上が前年を上回った。雑貨では、傘の売上が伸長したほか、マスク需要が加わり、前年を1割以上押し上げた。

チェーン

全店売上

既存店売上

既存店客数

既存店客単価

セブン-イレブン

3.0

1.5

0.3

1.8

ファミリーマート

2.0

1.5

2.1

0.6

ローソン

1.2

0.3

0.9

1.2

ミニストップ

5.2

2.5

2.5

1.0

ポプラ

2.3

0.2

1.9

1.7

*前年同月比・単位%/ミニストップはコンビニエンスストア部門(店内加工のFF部門を除く)で、11日当たりを表示

 

セブン-イレブン
①島根県と包括提携に関する協定を締結、記念商品も発売

 セブン‐イレブン・ジャパン(東京都)は214日、相互の連携を強化し、島根県の活性化に資するため、「地域活性化包括提携に関する協定」を締結した。また、締結を記念して、島根県・鳥取県・広島県3県の699店舗で記念商品を発売する。島根県産牛を使用したおにぎり「島根県産牛の牛すきおむすび(あごだし御飯)」(145円、以下本体価格)、県産豚・県産ねぎ使用の「島根県産ねぎと豚肉の肉盛り蕎麦」(510円)、県産シャインマスカットのソースを使用した「マスカットホイップ&ミルクムースダブルシュー」(160円)をラインアップした。

 

②「レンジ麺」の新商品を全国発売

 セブン‐イレブン・ジャパンは、昨年1月に発売した「中華蕎麦とみ田監修 豚ラーメン(豚骨醤油)」に続く商品で、電子レンジで温めて食べる「レンジ麺」の新商品を投入する。219日から順次全国発売する。今回発売する「中華蕎麦とみ田監修 ワシワシ食べる豚ラーメン」(550円)は、“ワシワシ”と表現したくなるような食感・噛みごたえのある極太のちぢれ麺と、たっぷりの具材が入っている。にんにくの重量を約3.5倍に増やし、濃厚な豚骨醤油スープと合わせて満足感のある商品に仕立てた。

  

ファミリーマート
①生活支援のサービス拠点となる新店オープン

 ファミリーマート(東京都)は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と、団地の利便性向上、活性化推進を目的に、20167月に締結した連携協定に基づき、「ファミリーマート豊成団地店」(名古屋市中川区豊成町)を214日にオープンした。同店は、生活支援サービス拠点としての位置づけで、同協定の取り組みとしては中部エリアで初となる。同社は、今後もUR都市機構の取り組みに賛同し、全国のUR賃貸住宅への出店に積極的に参画していく。

 

②首里城火災への支援金寄託

 ファミリーマートは、昨年1116日から1231日まで、全国の店舗に設置しているマルチメディア端末「Famiポート」で「首里城火災に関する支援金」の募金受付を実施し、214日、沖縄県に寄託した。Famiポート募金の約165万円とファミリーマートからの寄付金500万円を合わせ、約665万円となった。

 

③健康志向のコラボ弁当やサンドイッチを期間限定発売

 ファミリーマートは福島県の健康長寿県をめざす取り組みの一環として、福島県健康づくり推進課と、よしもとの人気芸人とコラボした弁当「おかずクラブの揚げてないチキンカツだよ」(462円)と、サンドイッチ「しゅんしゅんクリニックPの牛焼肉とコールスローのサンド」(276円)の2種類を、218日から期間限定で、福島県内の約180店舗で発売する。福島県健康づくり推進課およびよしもと人気芸人とコラボした中食商品の発売は、20193月に続き2回目となる。

 

ローソン
①<中部地区>愛知県産いちごを使った3商品を発売

 ローソン(東京都)は愛知県産のいちご「ゆめのか」を使用したサンドイッチ「ゆめのか苺サンド」(税込350円)、デザート「いちごミルクプリン」(税込395円)、カップ入りフルーツ「カップフルーツ(ゆめのか苺&キウイ)」(税込298円)の3品を投入する。218日から中部地区の約1600店舗で販売する。

 

②<中四国地区>倉敷市内の高校6校のアイデア商品

 ローソンは218日、中四国の1466店舗で、「くすのきマルシェ」(*)の活動の一環として、倉敷市内の高校6校の生徒らのアイデアから生まれた、岡山県の食材・白桃を使用したベーカリーとデザートを発売する。「ももパン白桃のジャムとクリーム」(税込135円)と、「クレープ包み白桃のジャムとクリーム」(税込190円)の2品。

*「くすのきマルシェ」・・・・・地域活性化を目的に、倉敷市内の高校生が市内の地域資源を活用して、商品開発や販売などを行う活動。

 

③全国で「マチノパン」の春の新商品

 ローソンは、年間でパンの需要が高まる3月から4月に向け、昨年3月に発売したベーカリー新シリーズ「マチノパン」の新商品を、218日から全国で順次発売する。女性に人気の高いフランスパン生地を使用した「ミルクとバターのフランスパン」(税込150円)や、パン生地の食感にこだわった「焦がしバターのクイニーアマン」(税込150円)など12品を新たに投入する。

 ベーカリーの「マチノパン」シリーズは、昨年3月に発売開始以来、累計販売数6300万個を超えたシリーズで、同社のベーカリーカテゴリーの売上増に貢献している。

  

ミニストップ
タピオカドリンクに新フレーバー

 ミニストップ(千葉県)は214日、好評発売中の“タピオカドリンク”の第3弾として、人気の「抹茶味」を発売した。冷たいドリンクの「タピオカ抹茶ミルク」(320円)と、温かいドリンクの「温タピ抹茶ミルク」(350円)の2種類をラインアップしている。