ローソンは1月17日、「ローソン向ヶ丘遊園南店」(神奈川県川崎市)を「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルオープンする。通常のコンビニエンスストアの品揃えに加え、約6000タイトルの本・雑誌を取り扱う。「LAWSONマチの本屋さん」は、日本出版販売とローソンが連携して展開する書店併設型店舗のブランドで、1号店は2021年6月に埼玉県狭山市にオープン。今回の店舗は5店舗目で、神奈川県では初めての出店となる。今回のリニューアルオープンで、地域の書店とコラボレーションした店舗を含む書店併設型店舗は合計で25店舗となった。書店併設型店舗では女性客の来店頻度が約1~2割増えたほか、フライドフーズやデザート、弁当、サンドイッチなどを購入するケースも多く、リニューアルオープン後1カ月間の日販が対前年比約4割増となった店舗もあり、効果が確認されている。(1月10~16日のニュースをまとめました)
セブン-イレブン・ジャパン
イスラエルのテルアビブに1号店を出店
7-Eleven International LLC(セブン-イレブン・ジャパンと7-Eleven,Inc.の合弁会社)のマスターフランチャイジーであるElectra Consumer Products Ltd.が、1月11日にイスラエル最大の都市圏のテルアビブに1号店を開店した。イスラエルでの出店は初めてで、19番目の国・地域への進出となる。新店舗では、米国セブン-イレブンの代表的な飲料商品「スラーピー」に加え、地元の人々の嗜好に合わせて開発されたサンドイッチ、伝統的なサラダ、地元産のソースやトッピングを使ったソーセージなどのカーシャ食品(ユダヤ教の戒律に従った食品)を提供。地域に密着したCVSの実現をめざす。
ファミリーマート
3月1日付で組織を大幅に改編
ファミリーマートは、3日1日付で組織を大幅に改編する。詳細は下記の通りだ。
<オペレーション本部>
オペレーション統括、4エリア本部(北日本・東日本・中日本・西日本)、店舗再生本部を廃止し、新設する「オペレーション本部」に再編する。また、管下に「店舗再生推進室」を新設した。
<リクルーティング・開発本部>
「リクルーティング・開発本部」を新設し、さらに管下に「開発推進部」「首都圏開発部」「近畿開発部」を新設した。
<建設・管財本部>
「建設・管財本部」を新設し、さらに管下に「建設部」「管財部」を新設する。
<店舗業務企画本部>
管下に「FC契約企画・管理部」を新設し、「店舗運営業務部」と再編する。
<商品本部>
管下に「商品企画部」を新設し、「商品業務部」と再編。
<その他組織>
「地域代表(北日本、首都圏、中日本、近畿、西日本)」と「CSCO(Chief Supply Chain Officer:最高サプライチェーン責任者)」を新設した。
ローソン
エリアカンパニー制を全国に拡大
ローソンは3月1日付でエリアカンパニー制を全国に拡大する。「地密着×個客・個店主義」をさらに推進するためだ。
エリアカンパニー制は、2022年度に北海道、近畿地区で先行して導入された。この度新設するカンパニーは「東北カンパニー」、「北関東カンパニー」、「首都圏カンパニー」、「中部カンパニー」、「中四国カンパニー」、「九州カンパニー」。既存のカンパニーと合わせて合計8カンパニーとなる。各エリアカンパニーの配下に営業部、開発部、商品部、エリアサポート部を設置するほか、首都圏カンパニーには「エリア戦略」も設置する。
また、本部配下の組織変更も発表した。商品本部には次期セミオート発注の開発・運用を担う「発注DX推進部」を新設し、配下の「商品コンセプト開発部」を解消。経営戦略本部配下の「次世代CVS統括部」を、インキュベーションカンパニー配下の「オープン・イノベーションセンター」に統合する。
<近畿地区>南京町有名店シェフ監修のオリジナル商品
1月17日には近畿2府4県の店舗で、兵庫県神戸市の中華街「南京町」が監修した本格中華メニュー、デザート、ドリンクを発売する。「南京町監修 中華風おこわおにぎり」(税込160円)や「南京町監修 マンゴーオ・レ 500ml」(同162円)など7品。3年ぶりに南京町でリアル開催される春節祭に合わせた企画だ。「南京町監修 マンゴーオ・レ 500ml」は、阪急オアシス、イズミヤ、カナートでも同時に発売する。
<関東甲信越地区>栃木県産「とちおとめ苺」使用のベーカリーとデザート
1月17日からは関東甲信越の店舗で、いちご生産量全国第1位の栃木県が誇る県産の「とちおとめ苺」を使用したベーカリー、デザートを順次発売していく。「クリームドーナツ
(栃木県産とちおとめ苺入りクリーム)」(税込138円)など合計5品。
昨年9月に発売した「栃木とちおとめ苺の生カスタードシュークリーム」は、幅広い年代の顧客から評価を受けた。
<中四国地区>「ちから」監修の調理麺・弁当・即席麺
1月17日には広島県の人気老舗店「ちから」監修による調理麺「中華そば」(税込559円)、弁当「カレー丼(牛肉入り)」(同538円)、即席麺「広島中華そば伝や味(でんやあじ)」(同248円)の3品を発売。調理麺と弁当は中四国地方の店舗で、即席麺は全国で発売する。