[28日 ロイター] – 29日に米ナスダック市場に上場する配車サービス大手リフトは公開価格を仮条件の上限である72ドルに決定した。新規株式公開(IPO)での企業価値の評価額は243億ドルに上った。
IPOでは当初計画を上回る3250万株を売却し、23億4000万ドルを調達した。仮条件は70─72ドルに引き上げられていた。
企業価値の大きさでは、2014年に米国株式市場に上場した中国のネット通販大手アリババ集団以来の大型上場となる。米国市場では同業ウーバーの上場も控えており、画像共有サイトの米ピンタレスト、ビジネス用対話アプリの米スラック・テクノロジーズ、宅配サービスの米ポストメイツも年内の上場を目指している。
リフトの2018年の売上高は21億6000万ドルと前年から倍増し、16年の3億4300万ドルも大きく上回った。一方、18年は9億1100万ドルの損失を計上しており、赤字額は前年の6億8800万ドルから拡大した。